由緒ある伝統行事と言われている「すりばちやいと」をご存知ですか?
名前を聞いただけでは想像もつきませんよね。
「すりばちやいと」で検索してみると、たくさんの人がすりばちを被っている不思議な画像がいくつも出てきます。
今回は、そんな「すりばちやいと」についてお話します。
「すりばちやいと」の日程は?
日程は、2月20日・3月2日の年に2回開催されます。
「すりばちやいと」はどんなことをするの?
具体的に、このイベントは、すり鉢型の護摩炉(ごまろ)を頭の上に載せてお灸をすえるというものです。
こうすることによって、頭痛などの病が治る・頭が良くなる・受験生の合格祈願、などの御利益があると言われています。
受験生はもちろん、お年寄りから子供まで、老若男女で毎年賑わいます!
「すりばちやいと」という聞きなれない名称も、頭にかぶる護摩炉がすり鉢に似ているというところから由来します。
「すりばちやいと」の作法は、まず、手にしたお札や写真などを護摩炉の下に置いてから鉢を頭にかぶらせてもらい、読経に合わせて静かに合掌します。
読経の間、無病息災や合格祈願、家内安全などのお願いをして、頭から護摩炉を外されて終了になります。
また、受験生の合格祈願で、本人の代わりにお願いをする際は、人数分のお札と当人たちの写真を護摩炉の中にいれてから読経を唱えてもらうと良いそうです。
「すりばちやいと」が行われる鯖江(さばえ)市の見どころは?
めがねミュージアム
「鯖江市といえばメガネ!」という認識の方も多いと思います。
鯖江市はメガネの聖地としても非常に有名です。
実は、日本製のメガネフレームの9割は福井で作られ、今も伝統の技を受け継いだ職人がたくさんいます。
是非、メガネの歴史や珍しいメガネを見学してみてください。
住所:福井県鯖江市新横江2-3-4
西山公園
ここは、レッサーパンダを見ることが出来る西山動物園やフィールドアスレチック「パンダらんど」があります。
子供も大人も楽しむことが出来る大きな公園で、日本の歴史公園100選にも選ばれています。
是非、身体を動かしてあたたかくなってください!
住所:福井県鯖江市佐倉町3
春日神社
春日神社は延喜式神名帳にもその名を確認出来る古い社で、現在の本殿は1613年に再建されたものになります。
「良縁の木」があることでも有名で、クリスマスシーズンはライトアップイベントもあります!
夫婦円満や縁結びの祈願に是非、足を運んでみてはいかがでしょうか。
住所:福井県鯖江市鳥井町
「すりばちやいと」が開催される天台宗中道院へのアクセス方法
【天台宗中道院】
住所:福井県鯖江市長泉寺町2-7-7
電話番号:0778-51-1870
西山公園駅から徒歩で約10分
鯖江駅から車で約5分
鯖江ICから車で約5分
「すりばちやいと」が開催される天台宗中道院の駐車場情報
駐車場は、臨時駐車場があります!
ただ、すりばちやいとは朝の7時半頃開始という早朝からのスタートとなるのですが、8時頃に到着してもすでに長蛇の列となっているほどの人気があります。
時間帯やお天気なども関係すると思いますが、周辺の道路や駐車場もかなりの混雑が予想されますので、時間には余裕をもって行くことをおすすめします。
まとめ
頭に直接護摩炉を乗せるので、ダイレクトに効果がありそうですよね!
また、約5000人が集まるくらい、毎年本当にたくさんの人が集まることからも、御利益がありそうですよね!
このイベントは、約1000年前から続いている伝統的なもので、地域密着型として有名で、全国的にも大変珍しいイベントなので、是非一度体験してみたいですね!
とっても寒い時期の開催ですので、並ぶ時間のことも考えて、防寒対策をバッチリして行ってくださいね。