秋田竿燈(かんとう)まつりをご存知ですか?
日本では全国で毎年多くのお祭りがひらかれていますが、そのなかでも秋田竿燈まつりはたくさんの来場者が訪れることで知られています。
その迫力と美しさは、来た人をとりこにして離しません。
今回はそんな秋田の竿燈まつりについてご紹介していきます!
秋田竿燈まつりとは
秋田竿燈まつりとは、毎年8月上旬に秋田市で行われるお祭りのことで東北三大祭りの1つです。
竿燈は「かんとう」と読み、「竿灯」と表記されることもあります。
これはどういったものかというと、長い竹に提灯をつるしたもので、大きいもので約12メートルにもなります。
これを「差し手」と呼ばれる人たちが、手のひらや額などでバランスを取り、技を披露するのです。
秋田の様々な地域・組織が竿燈まつりに出場しており、そのなかには小学生たちが支えることも!
県の中心地である秋田駅から徒歩圏内で行われることや、その珍しさから毎年国内外より100万人以上が訪れます。
秋田竿燈まつりの歴史
竿燈まつりの歴史は深く、その起源はなんと江戸中期の宝暦にまでさかのぼるといわれています。
もとは邪気や災厄を祓う行事だったものが、五穀豊穣を願う行事と融合したとされています。
旧暦7月15日のお盆に向けて、お盆に家の前にたてる高灯籠を持ち歩けるようにしたものが竿燈の原型と考えられており、竿燈は稲穂を、提灯は米俵を表しているのです。
現在のような形に落ち着いたのは1870年ごろで、1921年には秋田市竿燈会が組織されました。
そこから地域ごとに「魅せる」ための技術を磨き、それにあわせてお囃子の練習が行われるようになりました。
現在では海外での公演も行われており、竿燈まつり当日には中国からのツアー客が訪れています。
秋田竿燈まつりの見どころと楽しみ方!
竿燈まつりを見てみたい!と思われた方のために、竿燈まつりの楽しみ方を紹介します!
まず竿燈まつりは、8月上旬のうち3日間、秋田駅西口からまっすぐ1kmほど歩いたところにある、山王大通りで行われます。
そこから大通りを、たくさんの差し手が演技を披露しながら練り歩くのです。
竿燈まつりは基本19:25頃から行われます。
しかし18時ごろには場所取りをしている人が多くいるため、止まってゆっくり見たい人はそれより前に場所取りにいくのがいいでしょう。
もしくは竿燈にあわせてゆっくり一緒に移動し続けるのも良いですね。
ただしこの場合、写真を撮るのは急に止まると危険なため、難しいと考えてください。
竿燈まつりにはお囃子にあわせて叫ぶ掛け声もあります。
「どっこいしょー、どっこいしょ!」
と繰り返すだけなので、周りにあわせて一緒に声をだしてみましょう!
ちなみに大通りから少し脇道に逸れると、秋田名物・ババヘラアイスが売られています。
夜とはいえ蒸し暑いので、アイスで涼むのもいいですね!
お酒が好きな大人には、山王大通り周辺の飲み屋街・川反もおすすめです。
米どころ秋田の日本酒は美味しいものが多く、リーズナブルに楽しむことができます。
竿燈が通り過ぎるといっきに混むので、もしもお酒も楽しみたい場合は少し早めにお祭りから撤退するといいですよ!
またメインの竿燈まつり以外にも、駅周辺では竿燈の妙技を披露するイベントや、実際に竿燈を持ち上げてみるイベントが行われています。
こちらはお昼ごろから行われているものも多いので、早めに秋田についた際にはぜひ立ち寄ってみてくださいね!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
夜空に輝く竿燈は、インスタ映えも間違いなしですし、ロマンチックな雰囲気もあるのでカップルにもおすすめです。
そして秋田県には竿燈まつり以外にも魅力的な観光地がたくさんあります。
今年の夏は、ぜひ秋田で楽しい思い出をつくってくださいね!