あまり聞き馴染みの無いお祭りですが、「祭頭祭」は「さいとうさい」と読みます。
この「祭頭祭」が行われる鹿島神宮は、桓武天皇が建立した由緒と歴史のある神宮です。
知れば知るほど、行きたくなること間違いなしです!
今回はそんな、鹿島神宮で毎年行われる「祭頭祭」について詳しくお話していきます。
祭頭祭の日程は?
祭頭祭は「春を告げるお祭り」として有名ですので、毎年春に開催されます。
毎年3月9日に行われますが、2019年も、3月9日の開催が予定されています!
祭頭祭とはどんなお祭り?
鹿島地方に春が来たことを告げ、人々の健康や豊作を願う為のお祭りです。
1976年には、国選択無形民俗文化財に指定されました。
「イヤートホヨトホヤァー」の歌に合わせて、カラフルで色鮮やかな衣装を身にまとった囃人(はやしびと)が、約180cmの樫(かし)の棒を組んでは解きを繰り返しながら、街中を練り歩く勇壮なお祭りです。
奈良時代の頃には、九州へ旅立つ防人たちの「鹿島立ち」の故事を表すとされる武運長久を祈る祭りとも言われていました。
祭頭祭の見どころは?
出陣式
どうしても練り歩く行列に目が行きがちですが、行列前に神社で祭頭祭の神事や出陣式があるので、是非、見てみてください!
特に出陣式は、「お祭りの始まりの合図」でもあるので、大いに盛り上がりますよ!
行列
定番の行列は、やはり見逃せませんよね!
カシの木を鳴らしながら町中を色とりどりの衣装を来た行列が練り歩く姿は、これこそまさに「鹿島立ち」ですので、絶対に見逃さないようにしてください!
ちなみに行列の先頭は「大監督」と言い、5歳の男の子が選ばれることになっています。
「大監督」は一度も地に足を付けません。
これは、他の祭りや神事でも同じですが、「子供に神が憑く」「神になる」という意味があります。
5歳の男の子の勇士も是非、見逃さないでくださいね!
春季祭
春季祭では、豊作や平和への祈願もありますが、最も盛り上がるのは、来年の奉仕字の発表です!
地元の人だけではなく、観光で来ている人達も、感動すること間違いなしです!
衣装
囃し人の色鮮やかな衣装は、祭頭祭ならではでしょう!!
5~7色のタスキを背負い、とにかくカラフルです!!
このカラフルな衣装は、奈良時代に防人が任地から帰還し、鹿島神宮で参拝をした際に着用したままであった唐服がモチーフにされているそうです。
祭頭祭へのアクセス方法
所在地:茨城県鹿嶋市宮中 2306-1
電車:JR鹿島神宮駅から徒歩で約10分
車:東関東道潮来ICから車で約10分
高速バス:東京駅八重洲口から「鹿島神宮」まで約2時間
祭頭祭の駐車場は?
《無料駐車場》
●第二駐車場(55台)
住所:鹿嶋市宮下2-8
徒歩約5分
●御手洗駐車場
住所:鹿嶋市宮下1-6-15先
本殿周辺まで、距離が有ります。
《有料駐車場》
●第一駐車場(60台)
住所:鹿嶋市宮中2306-1
表参道突き当たり、大鳥居の脇にあります。
普通車300円・中型車500円・大型車700円
《臨時駐車場》
正月・祭礼時は有料(330台)※混雑時のみ
住所:鹿嶋市宮中1-13
徒歩約3分
お祭り当日は、道路の交通規制もあり、混雑が予想されますので、なるべく公共交通機関を利用してください。
まとめ
祭頭祭は、春の始まりを告げるのにぴったりな、華やかで楽しいお祭りです!
子供がカラフルな衣装を纏っている姿は、特にとても可愛らしいですね♪
お祭り以外にも、境内の中の自然豊かで見どころが沢山あります。
東京から日帰りでも行けますが、せっかくなら、近くにホテルや旅館も沢山あるので、1日かけてたっぷりと祭頭祭を楽しんでみてはいかがでしょうか?
少し足を伸ばして、是非一度、鹿島神宮の「祭頭祭」に行ってみてください♪