神様が寝転がる!?豊川市牛久保町「うなごうじ祭り(若葉祭)」とは?

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愛知県豊田市の牛久保八幡社で開催される、うなごうじ祭り。

一般的なお祭りは、飛んだり跳ねたり、盛り上がるイメージですが、このお祭りは、地べたに寝転がるとか…?

今回はそんな、うなごうじ祭り(若葉祭)についてお話します。

うなごうじ祭りの日程は?

毎年、4月7日・8日付近の土日に合わせて開催されます。

うなごうじ祭りとはどんな祭り?

愛知県豊田市の牛久保八幡社で開催され、無形民俗文化財にも登録されています。

二輌の囃子車と神児車、各組のシンボルである「ダシ」(馬簾)、笹踊りが勢揃いし、御神体である獅子頭を中心に、牛久保八幡社からお旅所の天王社までを行列で往復します。

笹踊りの囃子方「ヤンヨウガミ」が、笹踊りの歌に合わせて、ところ構わず「うじ虫」のように寝転がることから“うなごうじ祭り”と呼ばれるようになったとも言われています。

笹踊りは、この地方に古くから伝わるもので、唐子衣装を着た3人の踊り手による太鼓舞であり、その起源は朝鮮通信使の影響とも言われています。

また、神児車などで舞われる「神児舞」は、巫女風の衣装を着た男子が行うので、全国的にも珍しい舞です!

一般的な練り歩きや行列とは違うことから「天下の奇祭」と呼ばれるお祭りです!

うなごうじ祭りの見どころは?

見逃してほしくないのは、行列の最後尾を受け持つ笹組の笹踊りの周りを取り巻く年行司の一行が、笹踊りの歌を歌いながら随行し、歌の終わりに「サーゲニモサーやんよう神もやんよう」と囃して、路上に寝転ぶ姿です!

一度転んだやんよう神は、仲間が起こしてくれるまで寝ていなければならないしきたりなので、起こされない神さまがいたり、それを見て楽しんでいる仲間の様子を見ることが出来たり、笑いに溢れる瞬間は見どころのひとつです!

また、お祭りのフィナーレでもある「三ツ車」は必見です!

二輌の囃子車がアップテンポの曲を奏で、上若、西若の隠れ太鼓、神兒舞の中を各組のダシが衝き廻しを行います。

その後、笹踊が演じられ、笹踊が終わると各組ダシが最後の力を振り絞って会所まで駆け足で帰っていきます。

その潔い終結は見る者を魅了し、涙を流す人も見られるほど感動的です!

うなごうじ祭りの歴史は?

牧野古白始め牛久保の城主は、戦国騒乱の時代に“領民あっての城主”だと、領民をとても大事にしていました。

ある時、城主は日ごろの領民の苦労をねぎらうため、主だった者を城中に召し、酒食を振舞いました。

領民たちは城主の振る舞い酒にすっかり深酔いし、まっすぐに歩いて帰る事もできず、ごろごろ転がりながら、互いに助け合って帰ったといわれています。

うなごうじ祭りは、この時の喜びを神事に盛り込んだもので、「領主の善政を忘れない領民のこころ」を今に伝えています。

ただ床に寝転がって遊んでいるわけではなかったのですね!

うなごうじ祭りへのアクセス方法は?

牛久保八幡社 住所:〒442-0826 豊川市牛久保町常盤164

【電車でのアクセス】
JR飯田線「牛久保」駅下車 徒歩約5分

【車でのアクセス】
東名高速「豊川IC」より約15分

うなごうじ祭りに駐車場はあるの?

駐車場はありませんので、公共交通機関を利用してください。

まとめ

大の大人が道路に寝転がる姿は、面白くて見物人からは笑いが絶えません!

また、爆竹もかなり鳴らすので、迫力があって盛り上がります!

見物人の子供たちが、大人たちを真似て一緒に道路に寝転ぶ姿はとても可愛らしいです。

ただ、お祭りの催し物であって、普段から寝転ばないと良いのですが…(笑)

ともあれ、祭りに参加している人も見ている人も、皆の笑顔が溢れるお祭りですので、沢山のパワーを吸収・発散できると思いますよ!

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