オリンピック2020まで、あと僅かになりました。
ワールドカップを含め、やはり盛り上がる競技の一つがサッカーではないでしょうか。
ところで、オリンピックサッカーは、年齢制限があるのをご存知ですか。
オリンピックサッカーの年齢制限がある理由を紐解きながら、オリンピックサッカー2020についてご紹介したいと思います。
オリンピックのサッカーに年齢制限がある理由とは?
オリンピックのサッカー競技には様々な制約があるのをご存知でしょうか。
その一つが、年齢制限なんです。
オリンピックのサッカーは、「23歳以下」と年齢制限があります。
数多くあるオリンピック競技で、サッカーだけが年齢制限があるのです。
これには、W杯を開催するFIFAが関係しています。
もともとオリンピックは、アマチュア選手の大会でした。
1984年に開催されたロサンゼルス五輪からプロ選手も参加が可能になった際、待ったをかけたのがFIFAでした。
アマチュア選手の大会にプロが出てしまったら、FIFAが主催する、W杯の意味がなくなってしまうと考えたからです。
IOCとFIFAによる利害関係の対立から、双方の妥協案である、「23歳以下限定」というルールになったのです。
オリンピックのサッカー大会よりも大きなW杯がある、男子サッカーだからこそ、生まれたルールでした。
アトランタ大会から始まった!オリンピックサッカーのオーバーエイジとは?
アトランタオリンピックでは、オリンピックサッカーにおいて、オーバーエイジルールが適用されました。
先程もお話しをした通り、オリンピックは、23歳以下の選手で争わせることになっています。
アトランタオリンピックからリオオリンピック大会まで、本大会に限っては、「24歳以上の選手を3名使える」という”特別ルール”が適用されました。
この「24歳以上の選手」をオーバーエイジと呼び、どの選手が選ばれるのか、毎回話題になっています。
ちなみに、女子サッカーには、適応されないルールになります。
オーバーエイジルールは、23歳以上が3名以内であれば良いということなので、必ずしも23歳以上を使わなくてはならない訳ではないため、23歳以下の選手で固めることも可能です。
2020年の東京五輪も同様のルールとなることが予想されています。
その場合、東京五輪への出場資格は1997年1月1日以降に生まれた選手プラス、それ以前生まれの3選手になります。
ブラジルもリオオリンピックではネイマールをオーバーエイジ枠で使いました。
オーバーエイジ枠を使うメリットとしては、戦力の上積みで勝つ確率を上げ、選手の統制を強めることです。
正式に東京オリンピックサッカー日本代表を率いることが発表された森保一監督。
さて、森保監督は、だれを選ぶのか注目を集めています。
サッカーオリンピック日本代表の歴代メンバーの中でオーバーエイジは誰?
それでは、オリンピック日本代表歴代オーバーエイジメンバーを見てみましょう。
アトランタオリンピックは、オーバーエイジメンバーなし。
シドニーオリンピックは、三浦淳宏選手、森岡隆三選手、楢崎正剛選手でした。
ベスト8まで勝ち進みました。
アテネオリンピックは、曽ヶ崎選手、小野伸二選手。
北京オリンピックは、遠藤選手が召集されましたが、体調を崩し出場していません。
など、歴代メンバーを見ても司令塔として、精神的にも23歳以下の選手をいかすことができる選手が選ばれているようです。
オリンピック2020は、どの選手になるのか今から、楽しみですね。
まとめ
オリンピックサッカーは、年齢制限だけでなく、登録人数などにもルールがあり、大変過酷といわれています。
だからこそ、見られるドラマがあるのかもしれません。
オリンピック2020も、森保ジャパンが感動を与えてくれると信じて応援したいですね。