テコンドーがオリンピック種目に選出されたのはなぜ?

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テコンドーとは、「人間の持ち得る力を最大限に利用するにはどうすれば良いか」という考えから生まれた武道で、日本の空手などの打撃格闘技の理論を研究し、融合して、科学的に改良・発展を重ねて1955年に韓国で生まれた近代武道です。

1988年のソウルオリンピックでは公開競技種目となり、2000年より、正式種目として認定されています。

今回はそんなテコンドーについてお話します。

テコンドーがオリンピック種目に選出されたのはなぜ?

韓国生まれの格闘技テコンドーは、2000年のシドニー五輪から正式種目になりました。

テコンドーがオリンピック種目に選出された一番の理由は開催国特権と言われています。

さらに、テコンドーは日本の柔道と違い、いわゆる宗派がありません。

そのため、武道ではなくスポーツとして誰もが取り組めるようになりました。

反対に柔道は全空連(全日本空手道連盟)によって伝統的な武術・武道としてこだわりを持つがために、各宗派によってルールが違い、スポーツとして取り入れるのが難しかったようです。

どうやらそれが、テコンドーよりも遅れをとってしまった原因のようです。

テコンドーの起源

テコンドーは1955年4月に、当時韓国の陸軍少将であった崔泓熙(チェ・ホンヒ)氏によって
研究・開発され、命名された近代武道です。

1945年に日本の敗戦と共に朝鮮半島が解放され、それまで日本留学中に空手を習得していた人々が祖国の地で空手を普及し始めました。

中でも、崔泓熙氏は熱心に普及活動に励みました。

そんな時、大統領の前で空手演武を行う機会があり、披露すると、空手を知らない大統領は「テッキョン」と勘違いしたまま大絶賛し、「この武道を全軍に普及すべきだ!」と多くの将校に向かって宣言しました。

崔泓熙氏は反日の立場をとる大統領に向かって「日本の武道だ」ということを言えずに、また、テッキョンとも違うことから、自らが創立した武道であることを伝え、これを「テコンドー」と命名しました。

そしてそれが大統領に正式に認められてテコンドーが誕生しました。

テコンドーと空手の違いとは?

現在のルールと競技特徴から見ると、空手は素手ですがテコンドーは防具をつけて戦います。

共に採点競技ではありますが、空手には型がありますがテコンドーは主に蹴り中心の攻撃になります。

空手はストレート式でテコンドーはフック式です。

空手は骨を叩きますが、テコンドーは表面を叩きます。

空手は大会や流派ごとに採点方法が違いますが、テコンドーはオリンピック用に採点方式が統一されています。

テコンドーはオリンピック競技ですが、遊びで行う人々も多く、世界の競技人口は空手の方が圧倒的に多いです。

共に中国武術をルーツに持っていますが、空手は沖縄ルーツで精神を問われる武術です。

テコンドーは独自のルーツに空手の要素を併せ持って構成されたスポーツです。

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テコンドーの競技人口は日本ではどのくらい?

テコンドーは日本では競技人口も少なく知名度も低いスポーツですが、世界を見渡してみると競技人口は204の国と地域で7000万人をこえるとも言われています。

この人数は純粋な競技人口だけではなく、ヨガなどのエクササイズを併用した道場の会員数も含まれていますが、多くの人が親しんでいるスポーツと言えます。

日本のテコンドー競技人口は約1万5千人と言われていて、世界の割合でみるととても少ないことが分かります。

しかし、日本のテコンドー女子日本代表選手で注目されているのが濱田真由選手です。

彼女は小学一年生からテコンドーを始め、高校在学中に世界ジュニア選手権で銅メダルを獲得。

翌年には全日本テコンドー選手権大会初出場で初優勝を達成して注目を集めました。

その後、数々のオリンピックに出場して、複数のメダルを獲得している国内NO.1選手と言えるでしょう。

2020年の東京オリンピックの時には濱田選手は26歳なので選手としては最高の状態のはずなので、是非、金メダルを期待したいですね!

まとめ

テコンドーがオリンピック種目に選出された理由は、開催国の問題が大きいでしょうね。

ソウルオリンピックの時に選出されているので、母国に馴染みのある競技を選出するのはある程度仕方がないことです。

日本も過去に東京オリンピックが開催されたときは「柔道」を選出しています。

ですので、開催国特権のひとつではないでしょうか。

今まで知らなかったスポーツが広まることは楽しみが増えることでもあると思うので、今後の展開と行方が楽しみですね。

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