海外旅行(特に周遊)で都市間はどのように移動されてますか?
ほとんどの方は飛行機・バス・電車・船などの公共交通機関を使っているのではないでしょうか。
日本人には余り馴染みがないかもしれませんが、海外ではヒッチハイクの文化が確立している国が多数あり、海外旅行の際にヒッチハイクをしてみようと思っている若者もいるのが現状です。
そこで、ヒッチハイクについて①概要②必需品③安全④役立つサイトという3つの観点でまとめてみましたので、よかったら参考にしてみてください♪
ヒッチハイクとは
ネット上では『通りがかりの自動車に無料で乗せてもらって続ける旅行』と定義されていますが、少し補足すると『どこかに移動する際に公共交通機関を使わず、無料で自家用車・船・バイクなどに相乗りすることで目的地まで移動する方法』と言い換えることができます。
ヒッチハイク=車を連想させますが、国によっては、バイク(ベトナム、タイ等)、船に乗せてもらえることもあります。
元々はヒッピーの間で生まれた文化の1つですが、今では若者を中心に人生経験の1つ・節約旅行・文化交流という位置づけでヒッチハイクする人がほとんどです。
ヒッチハイクの必需品
ヒッチハイクと言えば、道路脇に立って親指を立てひたすら待つスタイルが主流ですが、ヒッチハイクの成功率を高めるアイテムがいくつかあるので、ここで紹介します。
目的地が書かれた紙・段ボール・ボード
初歩的過ぎて「えっっ~!」て思うかもしれませんが、間違いなく必需品です(笑)。
行先が視覚でわからないと、ドライバーもどこに行きたいのかわからないし、一回一回車停めて『行先どこ?』なんて聞いてくれるドライバーも皆無といってもいいぐらいいないです・・・。
ヒッチハイカー側も、屋外で数時間立ちっぱなししなくて済むように行先を必ず紙などに書きドライバーが一目で行先が分かるように心がけましょう!
書くときは、文字の太さ(太いほど◎)、背景(白などの淡泊色)、行数(なるべく1行で)に注意すると成功率がよりアップ!!!!
オーストラリアのキュランダにヒッチハイクしたときに撮影。
わずか1分でヒッチハイク成功(笑)
※写真では黒のTシャツを着てますが、ドライバーを捕まえるときは白い薄めのジャンバーを着用してました。
明るくて目立つ服装
折角準備してもドライバーから姿をキャッチしてもらえないと意味がありません。
目立つために服装はなるべく白や赤などの明るい色合いのものを選びましょう。
逆に黒や紺などのダーク色は絶対NGです。ダーク色は色を吸収してしまう作用があるので、目立つどころが姿を消してしまいます。
よく夜道を運転していて、黒色の服を着た歩行者に気づかずひっやっとした経験はありませんか?
それと同じ原理です。
※女性の方は、いくら夏で暑いとはいえ肌の露出はほどほどに!トラブルの元になります。
消臭スプレー(あれば便利)
一時的にヒッチハイクするなら、まあ必要ないが、ヒッチハイクを継続的にする場合は持っていたほうがマナー的にベター。
毎回毎回洋服を変えなくてもいいけど、汗をかいたり、匂いを吸ってしまって、気になるようなら消臭スプレーをかけてなるべくドライバーに気持ちよく運転してもらう環境を作りましょう!
上記以外でも地図、着替えなどTPOに応じて持参してください!
安全にヒッチハイクする方法
炎天下の中立ちっぱなしだったから、疲れたから、目的地まで早く行きたいから等の理由で、むやみやたらに立ち止まってくれた車に乗るのは厳禁です!
無料だと思っていたけどお金を請求された、体に触れられたという報告も上がっているので、ここではより安全にヒッチハイクする方法を説明します。
女性一人旅行の場合は、できるだけヒッチハイク仲間を!
女性一人旅行で特にドライバーが男性の場合は要注意です。
気づいたら知らないところに連れられ、言い寄られたり、性的な欲求をされることもあるので、もし一人で旅行している場合はなるべく、同じ方面のヒッチハイカーに一緒に乗せてもらう、女性のドライバーを選ぶなど工夫しましょう。
夜より昼に実行
日中はなるべく現地観光を楽しんで、夜移動しようと考えているヒッチハイカーもいるかもしれませんが、夜のほうが断然危険度が増します。
周辺が暗いので人通りも少なく、周囲から気づいてもらえないので犯罪者からしたら絶好のチャンスになります。
どうしても夜に移動しなければいけない場合を除きなるべく日中にヒッチハイクするようにしましょう。
そのほかにも、夜ヒッチハイクをして車に引かれたという事故も報告されてます。
自分の直感も大切
安全かどうかフィルターをかけていくことも大切ですが、自分の直感を信じるということも自分の身を守るカギになります。
話し方が何か違和感がある、やたらと個人情報を聞いてくる、財布持っている?と聞かれる、ボディータッチが多いなど何か一つでも不信に感じることがあれば乗らない、乗ってしまっても何かしら理由をつけておろしてもらう=断る勇気を持つことも大切です。
ヒッチハイクに役立つウェブサイト
より効率よくヒッチハイクができるように、役に立つウェブサイトをいくつか紹介します。
ヒッチハイクの百科事典
ヒッチハイクに関することならなんでも載っている非常に便利なサイト。
残念ながら日本語はサーポートしてませんが、国ごとにヒッチハイクの情報、安全に関すること、ヒッチハイク経験者のコメント、ヒッチハイクができた場所を地図で確認できるなど情報に富んだサイトになっています。
(https://hitchwiki.org/en/Main_Page)
現役ヒッチハイカーのあるある話
ヒッチハイクに特化したサイトではありませんが、ヒッチハイクをした経験がある人なら必ず共感できることがたくさん書かれてます。
ヒッチハイク初心者でも事前に読んでおくことで心の準備ができるので一度は見ていただくことをお勧めします。
(https://manuke.jp/hitchhike-aruaru/)
まとめ
海外で安全にかつ高確率で成功するヒッチハイクの方法は、
①明るく目立つ服を着て、太くて濃い色で書かれた行先をドライバーに見えるように持ち
②可能な限り日中に実行し、女性はなるべく複数でヒッチハイクをし、直感も信じしっかりドライバーを選ぶこと!
ヒッチハイクは無料で移動できるだけではなく、人とつながるツールの1つにもなっているので、ぜひトライしてみてください!