建築家アントニ・ガウディの代表作サグラダ・ファミリア」
FCバルセロナの本拠地:「カンプ・ノウ」
スペイン・バルセロナはヨーロッパ周遊旅行の目的のひとつでした。
しかし、そんな世界有数の観光都市にも懸念要素がありました。
それは”治安” です。
バルセロナは治安が悪いのか?
まずは結論から・・・
バルセロナ観光ではスリ対策が必須!
なぜか?
実際にスリ未遂にあったから
そこで、スリ未遂の遭遇体験について、その詳細をまとめました。
バルセロナでのスリ未遂の遭遇体験
スリ未遂には自分・友人A・友人Bの3人で旅行中に遭遇しました。
時間は昼下がり
場所はカタルーニャ広場からグエル公園までの地下鉄車内
混雑具合は座席が埋まる程度であり、自分たちは向き合うようにして入口付近に立っていました。
経路はGoogleMapを参考にしました。
カタルーニャ広場の最寄り駅は「PL.Catalunya」
グエル公園の最寄り駅は「Vallcarca」
「PL.Catalunya」から「Vallcarca」までは3号線(L3)で一本でした。
バルセロナでは公共交通機関の料金はゾーン制になっており、同じ区域内であれば1回乗車券で75分以内の乗り換えが可能というものでした。
主な観光地はほぼゾーン1に包括されており、カタルーニャ広場もグエル公園も例外ではありません。
スリ対策としては
- 荷物は抱えるように持つ
- ポケットに物を入れない
上記2点を常時意識しており、地下鉄構内では周囲を警戒していました。
スリ集団に遭遇
地下鉄が「PL.Catalunya」から発車し、まもなく隣の車両から青年5人組がやってきました。
下は小学生くらい、上は高校生くらいまでの集団です。
すると、青年5人組のひとりが英語で話しかけてきました。
青年(高校生くらい):「〇〇〇までどうやっていくの?」
〇〇〇は3号線が通っているため
自分:「このまま乗っていればいけるよ」
ここでカモ認定されたのでしょう
青年「(お金)いくらかかる?」
自分:「???」
おかしい…
このときようやく、青年5人組がスリ集団だと気が付きました。
なぜか?
地下鉄は同じ区域内であれば料金は一緒だから。
問題はここからでした。
対処方法を知らなかったのです。
スリ集団の手口、スリ対策については調べていました。
しかしながら
- 周囲がさっと目を反らしたこと
- 拒絶したときに青年達が何をするかわからなかったこと
など、色々考えが巡ってしまったこともあり、その場で対処方法を考えることは難しかったように思います。
自分たちがとった行動としては
- 日本語で状況確認すること。結果的に、日本語で話すという選択肢は間違いではなかったようで
- 仲間内で意思疎通ができる
- スリ集団には無視されていると思わせることができる
というメリットがありました。
この状況では、スリもへったくりもないのですが、実行役?の少年(小学生くらい)は諦めませんでした。
抱えた荷物にぐりぐりと手を差し込んできたのです。
その少年には「No!」と言うことくらいしかできませんでした…
文字起こしをしてみると「いかにも観光客な日本人グループに道聞く?英語で?」とか思うけれど、まさか自分たちが狙われるとは。
結局、青年5人組は諦めたのか次の駅で降りていきました。
ここまで、出発駅から1駅という短い間の出来事でしたが、とても長く感じたというのが実際のところです。
冒頭触れたように、こちらは男性3人組でした。
最低限の対策はしており、質素な恰好だったはずです。
それでも日本人というだけで格好の標的になるということ。
なるほど、注意し過ぎるくらいがちょうどいいのかもしれない。
グエル公園到着
ここまでは、スリ未遂に遭遇したという物騒な内容なものの、バルセロナは何度でも訪問したくなる魅力的な都市でした。
グエル公園も印象的な場所で、正面入口には有名なトカゲと回廊が、そしてなにより、バルセロナを一望できる高台からの景色は圧巻でした。
往路の経験から、復路は配車サービス「キャビファイ」を利用しました。
サービス内容としては
- 専用アプリから配車可能
- 料金は事前提示
と「Uber」同様であり、安心安全。
しかもミネラルウォーターが付いていました。
それから、友人は移動手段に地下鉄を拒むようになりました。笑
反省点
今回の反省点として、事後対応について知識不十分だったことが挙げられます。
スリ集団の手口やスリ対策にばかり考えが及んでしまい、肝心な自分たちが標的になることを忘れていたように思います。
【観光客であることを自覚する】
海外旅行において、自分が観光客であることは変わりません。
だからこそ、そのことを自覚して行動する必要があるのでしょう。