小さな子供の健康管理を万全にしてあげているつもりでも鼻水がたらり…なんてこと子育て中にはあるあるです。
病院に連れて行ったものの、夜中になると鼻水がのどの奥に流れ込み咳き込んだり、時にはそれが原因で咳をしたタイミングで一緒に吐いてしまったりなんてことも。
「鼻水さえかめれば少しは楽になるだろうに…」
そんな時におすすめしたいのが「鼻水吸引器スマイルキュート」です。
決して安価な製品ではないので購入するのに少し躊躇している方もいるかと思いますので、我が家のお話を検討材料として参考にしてみてはいかがでしょうか?
どんな時に必要?小さな子供の鼻水ってじつはちょっと危険
月齢が小さければ鼻をかむのはまず無理でしょう。
小二の息子でさえ鼻を上手にかむことが出来ません。
一度覚えてしまえば簡単なことなのですがコツを掴むまでは少し時間がかかるようです。
数年前、我が家の二番目の娘は生後4カ月の時にRSウィルスによる気管支炎になって、1週間ほど入院をさせてしまいました。
その際、小児科の先生に、「鼻水が喉の奥へ流れ込み、最悪は窒息死してしまう恐れがあるのですぐに入院してください」と言われ、背筋をゾクッとさせた経験があります。
そのため、入院中は朝晩問わず眠ってしばらくすると呼吸が苦しそうになるので、そのたびに吸引をしてもらっていました。
退院後もしばらく鼻水をグズグズさせていたので、口で吸うタイプの鼻すい器を購入して医療用吸引機の代用としていました。
今思えば先生の「窒息死」というワードがトラウマになっていたんですね。
口で吸うタイプは要注意?「鼻すい器」のメリット・デメリット
鼻水を吸引するのは機械だけではありません。
比較的安価で性能のいい口で吸うタイプの「鼻すい器」もあります。
吸引機のような強い力ではなく優しく吸ってあげることが出来るので粘膜なども傷つけることも少なく良いとされています。
娘が退院後、我が家でもしばらくはドラッグストアやベビー用品店などで簡単に手に入る「鼻すい器」を活用していたのですが、しばらくして夫と私に異変が…。
当時共働きで、子供たちは保育園に預けていたのですが、生後半年程度の子供を含む2人の子供を預けながらの仕事は予想以上にハードで、そのせいもありよく夫婦で体調を崩していました。
そしてふと気づいたのです。
「私たち風邪をひいていない時がない?」と。
実際利用した人のレビューなどを参考に色々調べたのですが、やはり風邪菌を含む鼻水を直接口に入れていなかったとしても、吸った空気の中に菌が潜んでいてそれを肺いっぱいに入れているので、個人差はあるのだと思いますが、結局のところ親も風邪をもらってしまうこともあるんです。
これでは本末転倒…保育園に預けている間はとにかく風邪やなにかしらのウィルスをもらってくるのは避けられないだろう、まだ小さい娘のためにも…という話し合いの結果「鼻水吸引器スマイルキュート」購入を決意しました。
スマイルキュートはいつから(何歳から)使える?大人も使える?
スマイルキュートは乳幼児から利用が可能と大体の製品に記載があるようですが、月齢3~4ヵ月以降を目安としているようです。
我が家でも娘が6ヵ月頃に購入しました。
また基本的には大人も使用可能です。
吸引口も先端の細いもの、あまり奥まで入らないような先端の丸いものなど数種類あります。
ただ、吸引口は別売りなのですが、我が家で購入した製品には「鼻水吸引キット」が最初からセットになっていたので、これらを利用しています。
ためしに大人も使ってみたのですが、それなりの吸引力を感じることが出来ましたが、医療用の本格的なものよりは少し劣るかな?といった印象です。
使用時の子供の反応は…
単刀直入お伝えします。
とにかく…
ギャン泣きです(苦笑)
病院で吸引を経験されたことがある方はお分かりかもしれませんが、それはもう泣いて叫んで・のけ反ってと大暴れ。
説明書などには大人しく横になり吸引されている図などが掲載されているのですが、まぁ夢物語です。
我が家の子供たちは吸引器に私が触れようものなら目の色を変えて、とにかく逃げるし嫌がります。
親二人がかりで抱えて取り掛かるのですが、それなりに罪悪感ハンパないです(笑)
たしかに心苦しくなるのですが、それでも呼吸が出来ずに眠れない夜を過ごしたり、苦しそうに咳き込んだりするよりかは、ここは心を鬼にして吸い取ってあげましょう。
3歳になった娘は吸引器恐怖症のあまりすでに鼻をかむことが出来るようになりましたwww
怪我の功名とでもいうのでしょうか?
お手入れは簡単にできます
医療器具に近いのでお手入れが面倒な印象がありますが、実はそんなに難しくないと感じています。
念入りにされたい方もいらっしゃるかと思いますが、我が家ではサラッと簡単に済ませてしまっています。
何故なら、上記でも説明した通り「鼻水吸引キット」には小さなポットのような形状の部品があるからです。
よっぽど大量の鼻水が出ていない限りそのポットの部分に溜まり、チューブをつたって奥まで吸い込まれていくことがほぼないのです。
煮沸消毒が可能なので我が家では小さな部品は哺乳瓶をレンジで煮沸するタイプの容器で消毒しています。
また、たとえ奥の吸引瓶に入ってしまったとしても、簡単にバラすことが出来るので洗浄・消毒は意外と簡単ですよ。
どのくらいの価格なの?費用対効果は?
やはり一番気になるのは価格帯だと思います。
我が家でも簡単に購入を決められず、当初口で吸うタイプの鼻すい器を利用していた理由はやはりそれなりの値段がするからでした。
ちなみに…
我が家で利用している吸引器は 新鋭工業株式会社さん の「ポータブル吸引器 スマイルキュート」という製品です。(型番KS-500)
3年くらい前に購入したものなのですが、たしか15,000円くらいでした。
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各社色んな製品がありますが、平均して今でも1万5~8千円前後で販売されているようです。
年に数回しか活躍の場はありませんが、やはりこの吸引器のおかげで共働き夫婦の体調は幾分悪化せずに済むようになりました。
何より夜中の苦しそうな子供たちの様子を少なからず緩和させてあげられていると実感することができるようになりました。もちろん日中も。
我が家にとっては、十分元は取れたのではないかと夫と話しています。
ただ、使用時の子供の反応でもお伝えしましたが、結構嫌がりますので心が折れてしまう方も中にはいらっしゃるかもしれません。
それで使わなくなってしまうとなるとちょっとお買い物的には損をした…と思われるのではないかと思います。
購入の際はご家族でよく検討していただくことが必要でしょう。
わたしは大暴れする子供を羽交い締めにし「ズルズルジュジュジュ!!!」と音をたてながら吸い取れた鼻水をわりと達成感にも似た感覚で眺めることが出来るので、これからもガンガン使っていこうと思っていますよ!
子供のため!!
まとめ
いかがでしたか?
あくまで我が家の経験・使用状況のお話になりましたが、鼻水吸引器はよく風邪をひいてしまうお子さんには利用価値のある商品なのではないかと思います。
とくに保育園や託児所などに通っているお子さんはとにかく菌との戦いです。
治ったと思うとすぐ次の菌を連れて帰ってきます。
- 月齢の小さな子供の鼻水は意外と危険なので吸い取ることが必要
- 口で吸うタイプの「鼻すい器」は親も風邪をもらってしまうことがある
- 利用目安は月齢3~4ヵ月から。大人にだって使えます!
- たぶん子供は吸引器が嫌い!親も覚悟して羽交い締めにしましょう。
- 製品によってはお手入れ簡単。清潔に使えます。
- 我が家の場合、費用対効果絶大!15,000円台から購入出来ます
吸引しているときは親子共々色んな意味で辛いこともあるかもしれませんが、少しでも苦しい思いをさせずに早く鼻水を伴う風邪は完治できるようにしてあげたいですよね。
そんな時はちょっと悩むかもしれませんが思い切って「鼻水吸引器」を購入するのもありではないでしょうか?
子供の元気な姿、プライスレス!!!