粘りのある食感が魅力の「オクラ」ですが、生の状態は固いので、なかなか生のままでは食べる機会が無いと思いますが、生の状態でも食べることが出来るのでしょうか?
また、他の食材とも非常に相性の良い食材なので、生で食べたい場合の下ごしらえの方法はどのようにすれば良いのでしょうか?
今回は、そんなオクラの生についてお話します。
オクラを生で食べると毒があるって本当?
結論から言うと、全くの嘘です!
オクラは生でも食べることが出来ます!
一般的にはオクラは茹でて食べられることが多いですが、生で食べる場合も、茹でて食べる時と同じように、醤油をかけたりサラダに入れたりして食べることが出来ます。
生で食べる場合と、茹でて食べる場合には下記のような違いがあります。
生で食べる場合
・食感が固く感じるものがあります。
・青臭く感じるものがあります。
・栄養素を逃がさずにたっぷり摂取することが出来ます!
茹でて食べる場合
・柔らかくて食べやすいです。
・色合いが良くなります。
・栄養素が一部逃げてしまいます。
オクラの生を下ごしらえする方法は?
オクラを生で食べる場合は、下記のような下ごしらえが必要です。
①オクラを水洗いします。
②まな板の上でのオクラ全体に塩を振ります。
③手のひらでオクラを優しく転がし、オクラの産毛を取り除きます。
④塩を綺麗に洗い流して、ヘタとガクを取り除きます。
⑤オクラを食べる大きさにカットします。
気を付けるポイントは、③の産毛を綺麗に取り除くことです。
産毛が残っていると、口に入れた時にチクチクして痛いです。
多少面倒でも、しっかりと取り除いて下さい。
オクラの生にはどのような栄養素が含まれているの?
オクラには、カリウムや食物繊維が豊富に含まれています。
その中でも特に注目したいのが「ムチン」「ペクチン」という栄養素です。
オクラのネバネバは、里芋などと同様の栄養成分であるムチンと水溶性の食物繊維であるペクチンなどによって発生しています。
ムチンは、胃の粘膜を守る働きと共に、消化を補助する働きがあります。
そのため、夏バテ防止に最適だと言われています。
ペクチンは、腸の消化吸収、蠕動運動(ぜんどううんどう:消化管壁が食物を送る運動)などの機能を調節する働きがあり、さらに生活習慣病の要因であるコレステロールの吸収を抑える効果があります。
他にも、利尿作用のあるカリウムや、妊娠中の女性が摂取したい葉酸なども豊富に含まれています。
ただし、ムチンやペクチンは熱に弱く、オクラを茹でてしまうと減少してしまいます。
ですので、オクラのもつ栄養を存分に吸収したい場合は、オクラを生で食べるか、茹でる時間を短くすると良いです。
オクラを生のまま冷凍保存するとどのくらいもつの?
オクラはそのまま保存すると傷みやすいのが特徴でもありますが、冷凍保存することで、約一カ月はもちます。
保存方法は、産毛を処理したオクラを冷凍保存用の袋に入れて、冷凍庫に入れるだけという簡単な方法です。
冷凍保存する時に、小口切りしておくと、使う時にとっても楽ですよ!
まとめ
今までオクラを生で食べるという発想がなかったので、すぐに茹でてしまっていましたが、茹でることによって大切な栄養素を失っていることが分かりました。
私も生オクラ、挑戦してみようと思います!
ちなみに、生オクラを使ったおすすめのメニューは、ねばねば丼・オクラポテトサラダ・オクラキムチ・オクラ納豆、などがあるそうですよ♪
夏になると暑くて食欲がない時なども、つるりとした食感のオクラなら食べることが出来ますよね。
オクラには身体に嬉しい栄養素がたっぷりと含まれているので、オクラパワーを摂取して、暑い夏を乗り越えましょう!!