京都・城南宮「曲水の宴」平安時代の歌遊びを再現!

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京都にある城南宮と言えば、枝垂れ梅が美しく咲き乱れる場所として有名です。

そんな場所で、開催されるのが「曲水の宴」というイベントです。

様々な季節の景色や植物を鑑賞しながら楽しむことが出来る趣深いイベントとして、海外からの観光客にも注目されています。

今回は、そんな「曲水の宴」についてお話します。

曲水の宴の日程は?

毎年、4月29日と11月3日の文化の日に開催されます。

2019年の日程が発表されています。

2019年4月29日(月)14:00からです。

曲水の宴へのアクセス方法は?

城南宮:〒612-8459 京都市伏見区中島鳥羽離宮町7番地

《竹田駅からお越しの方》
徒歩約15分(「竹田駅」⑥出口)
市バス約5分(「竹田駅」④出口より市バス「城南宮東口」下車)

《京都駅・八条口からお越しの方》
らくなんエクスプレス 約15分
市バス 約20分(京都駅八条口H⑦乗り場)

曲水の宴へ行く際、駐車場はあるの?

城南宮には駐車場があります!

駐車無料 (正月や行事期間)自動車 200台、大型バス  4台
(上記を除く平日)自動車 160台、大型バス 20台

曲水の宴はどんなお祭りなの?

会場となる平安の庭へと、笙や篳篥(ひちりき)、竜笛などの奏者や白拍子の他、男性五人、女性二人、計七人の平安装束に身を包んだ歌人らが入場してくるところから始まります。

七人の歌人のうち、男性五人は狩衣(かりぎぬ)、女性二人は小袿(こうちぎ)を着用し、平安の庭を流れる遣水(やりみず)の傍らに着座します。

そして、白拍子の舞があり、その年ごとのテーマに合わせた和歌を詠み、上流から小船のごとく流れてくる羽觴(うしょう)という鳥の形をした杯のお神酒を飲み干します。

全員の和歌ができあがると短冊が集められ、マイクを使い神職によって朗詠された後、神様に奉納される姿を見ることが出来ます。

その様子は、まるで平安時代の絵巻物の再現のようで、一見する価値はあります!

このような曲水の宴は、実は古代、中国大陸や朝鮮半島でも行われました。

戦乱の世に突入したあたりで一度途絶えてしまいましたが、江戸時代を通じて内裏の襖絵に和漢の曲水の宴が描かれていることから、復活したことが分かります。

曲水の宴の見どころは?

冬の椿と春の梅

城南宮には、曲水の宴が行われる平安の庭と桃山の庭、室町の庭の3つの庭園があります。

曲水の宴の当日は、普段は入園料がかかるところ、無料で入ることが出来るので、是非、見逃さないように散策してみてください。

桃山の庭は枯山水、室町の庭は池泉回遊式庭園で、春には池のほとりの藤やツツジが美しく咲き乱れる光景も見どころです!

また、桃山の庭と室町の庭の間には、茶室・楽水軒があるので、美しいお庭を眺めながら、巫女さんが出してくれるお菓子とお抹茶を楽しむことが出来るのも嬉しいです!

水干姿の2人の童子

曲水の宴の中で、和歌を集めたり、羽觴が遣水の途中でつかえてしまったりしたときに活躍してくれる、可愛らしい2人の童子がいます。

サポート役ですが、何かあった時は頼りになる存在で、そこに座っている姿を見るだけでも、癒されること間違いなしでしょう!

まとめ

まるで時代劇を目の当たりにしているような、趣のある厳かな雰囲気を楽しむことが出来るでしょう。

歌人らの一挙手一投足が美しく、季節の植物との共演も美しく、見ている観客も、日常から解放され、タイムスリップしたような感覚になるかもしれませんね。

大きな掛け声と、踊りで盛り上がるお祭りも楽しいですが、たまには日本の美しさに触れるイベントに参加するのも、新たな感覚が刺激されて良いと思います!

是非、足を運んでみてはいかがでしょうか。

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