最近よく聞く「プライベートブランド」とは、小売業者や卸業者などが開発したブランドのことを言います。
商品の企画・開発は小売業者などが行い、メーカーは製造のみを担当するのがほとんどです。
同業他社との差別化を行いやすく、オリジナルの商品を安く販売することが出来るうえ、消費者の記憶にも残りやすい印象を受けますよね。
では、なぜプライベートブランドは安いのでしょうか?
今回はそんなプライベートブランドについてお話します。
プライベートブランドはなぜ安いの?
広告宣伝費
ナショナルブランドの場合、他社の製品との競争があるので、販売促進の為の費用が必要になります。
それに比べてプライベートブランドの場合は、広告宣伝費をかけなくても商品を並べる棚を自店で自由に確保することが出来ます。
また、テレビCMや紙媒体の広告、ポスターなどにも宣伝費がかからないので、その分、商品の価格を安くすることが出来るのです。
生産コスト
多くのプライベートブランドは、各小売チェーン業者が単独で開発し、生産するという工程を踏むのではなく、複数のチェーン業者が集まった団体による共同開発という形をとっています。
これにより、大量生産が可能になり、ひとつひとつのコストを抑えているのです。
流通コストの削減
すでに自社の持っている流通網を活用することによって、流通コストを削減することが出来ます。
このような上記の3つのコストを削減することが出来る為、プライベートブランドは低価格を実現できているのです。
プライベートブランドの問題点は?
売り切らないと赤字になる
一旦製造してしまった商品は、自社で売り切らない限り、基本的に返品や転売が出来ない為、赤字になってしまいます。
売れ行きを予測して、製造・販売する必要があります。
責任
もし商品に何か問題が起こった場合、すべての責任を自社で負うことになります。
売り場の画一化
プライベートブランドばかり棚に並んでいると、売り場が魅力的ではなくなる可能性があります。
これは消費者の購買欲にも大きく繋がる問題なので、ある程度、定番商品も一緒に陳列しておく必要があるでしょう。
消費者への不信感
製造場所や製造者の記載が無い場合があります。
小売業や流通業に関して、メーカーのイメージによって販売を控えられたりすることを防ぐために記載しないことが多いです。
しかし、消費者としては、一番クリアにしておきたい箇所でもある為、不信感を感じる人もいると思います。
コンビニのプライベートブランドがおすすめ出来る理由
セブンイレブン「セブンプレミアム」
セブンプレミアムのコンセプトは”進化し続けるブランド”です。
時代の流行りに合わせた商品が多く販売されていて、幅広い世代から指示されています。
ローソン「ローソンセレクト」
ローソンセレクトのターゲット層は、仕事に忙しい女性や主婦、シニアです。
「暮らしの逸品」というコンセプト通り、特に食料品の種類が充実しています。
ファミリーマート「ファミリーマートコレクション」
ファミリーマートコレクションのコンセプトは“たのしい品質”です。
商品を見てわくわくしたり、感動したり出来るのは、その商品の品質にある!という考えです。
ファミリーマートコレクションには日常生活で使える「レギュラーライン」と、高品質な商品が揃う「プラチナライン」の2種類、展開されています。
用途に合わせて選べるのも嬉しいですね。
まとめ
私もよくプライベートブランドにはお世話になっています。
とにかく値段が安いことが魅力的ですよね!!!
ただ、プライベートブランドだけになると、どこか物足りない感じがするので、選択肢のひとつとして、プライベートブランドがあると嬉しいですね♪
これからプライベートブランドも、どんどん進化していくと思うので楽しみですね!