ししとうはビタミン豊富で栄養価の高い食べ物です。
基本的には甘味種なので辛くないのですが、稀にもの凄く辛いししとうに出会ってしまう場合もありますよね。
また、緑色をしているのが一般的ですが、中には唐辛子のように真っ赤なししとうもあります。
では、なぜ真っ赤になってしまうのでしょうか?
真っ赤になったししとうは食べることが出来るのでしょうか?
ししとうを使ったおすすめレシピは?など、今回はししとうについてお話します。
ししとうが赤くなる理由
実は、ししとうが赤くなるのは、熟している証拠なのです。
収穫時期を過ぎてしまったため、皮が固くなって風味が落ちています。
辛さは、青いししとうよりも辛くなりますが、甘味もあります。
ですので、少しでも赤みが出てきたら、早目に収穫して食べてください。
もしも真っ赤になってしまったら、唐辛子の代わりとして使うと良いでしょう。
赤いししとうを使ったおすすめレシピ
☆赤ししとうの食べるラー油
【材料】(300g程度に完成)
・ししとう・・・200g
・干しエビ・・・25g
・醤油・・・大さじ2
・甜麺醤・・・大さじ1
・砂糖・・・小さじ1
・ほし貝柱のスープの素・・・大さじ2
・にんにく・・・1かけ
・サラダ油・・・200cc
・ごま油・・・100cc
・ねぎ・・・10cm
・フライドガーリック・・・30g
【調理方法】
① 干しエビを水でふやかしておきます。
ししとう・干しエビ・ねぎ・にんにくをみじん切りにします。
※フードプロセッサーがあると良い
② フライパンにごま油をひいて、①を炒めます。
途中、サラダ油を入れて、貝柱の素・醤油・砂糖・甜麺醤で味付けをします。
最後にフライドガーリックを入れて完成です!
赤ししとうの辛さにもよりますが、そこまで辛くない赤ししとうで作ると、子供でも食べることが出来る味になります。
もし辛さが欲しい場合は、唐辛子を途中で加えると良いです!
赤いししとうは、青いししとうよりも辛いの?
ししとうの辛さは株にストレスがかかることで起こります。
ししとうにとってストレスなのは、①気温の高い栽培環境②水不足による乾燥③肥料不足④長期間の栽培や収穫遅れ、などです。
中でも一番辛くなりやすい原因は、②の水不足による乾燥です。
ししとうは基本的に乾燥に強い植物なので、水不足でも育つことには育ちます。
しかし、水不足で土を乾燥させてしまうと、ししとうの辛味成分は増幅します。
30℃をこえる夏の期間は、朝と夕方の1日2回の水やりを忘れないでください。
また、赤いししとうが出来る原因は、収穫遅れとお話ししましたが、この収穫遅れによって辛味成分も増幅します。
もともとししとうは、唐辛子と同じ辛味成分を持っている植物なので、長期間栽培していると、その辛味成分が姿を現したり、辛い実がなってしまったりします。
ですので、赤いししとうが青いししとうよりも辛い可能性は高いです。
しかし、株の状態や生育環境によって、長期間栽培していても辛味が出ないこともあるので、赤いししとうが必ずしも辛いわけではないので、覚えておいてください。
頂いたししとうの中にひとつだけ赤いししとうが入っていたので、ペペロンチーノを作ってみました。恐る恐る味見してみると、全然辛くなくて途中から唐辛子を足しました。
今回使った赤いししとうの味はパプリカにとても良く似ていました。
見るからに辛そうだったので、使い道に困っていたのですが、ししとうがパプリカのようだと知っていたら、他の料理に使えたのにと少し残念に思いました。
まとめ
ししとうは家庭菜園やベランダなどでも手軽に栽培することが出来るので、手を出しやすい植物ですよね。
稀に見る「赤いししとう」も、色鮮やかで珍しくて可愛い!なんて思ってしまいますが、成熟しすぎなので早く食べた方が良いのですね。
また、ししとうの辛さは、食べてみないと分からないので、ロシアンルーレット的な楽しみもありますが、子供に食べさせる場合や、辛い食べ物が苦手な人が食べる時は、一口目は小さめに食べることや、辛い物が得意や人や大人に辛さ確認をしてもらってから食べた方が良いかもしれませんね。
気になる方は是非、ししとうの栽培、はじめてみてください♪