生活保護受給者に対するケースワーカーの役割とは?

仕事内容

最近、フジテレビ「健康で文化的な最低限度の生活」でもケースワーカーに焦点を当てたドラマが放送されていました。

ケースワーカーの方にお世話になったことがある方は少ないかと思いますが、いつお世話になることになるかは分かりません。

そこで今回は、ケースワーカーのお仕事についてお話します。

生活保護ケースワーカーの役割とは?

生活保護ケースワーカーとは、福祉事務所の生活保護担当課で、生活保護に関する業務を行う人のことを言います。

身分としては、市役所や区役所の職員になります。
つまり、ケースワーカーとは公務員です。

ケースワーカーの仕事内容は、生活保護受給世帯の情報を調べて、その世帯に応じた支援策を考え、提案していきます。

生活保護受給者との面談や、家庭訪問、就労指導や生活保護の支給など、仕事内容は多岐にわたります。

また、行った業務に対して状況の変化があれば、それらすべてをそれぞれの世帯台帳に記録しなければいけません。

一人のケースワーカーに対して、およそ100世帯を受け持たなければならないので、想像以上に大変な仕事です。

そうは言っても、ケースワーカーの役割は、あくまでも「自立を促すこと」です。

引っ越しや、光熱費の手続きなどもケースワーカーは関与することが出来ません。

本人・又は家族が行うべきことは、ケースワーカーは一切関与することが出来ません。

ケースワーカーは生活保護受給者の代理人では無いので、きちんとケースワーカー本人も役割を認識しておくこと、また受給者にも認識させておくことが大切です。

生活保護ケースワーカーが家庭訪問する際に注意すべきことは?

ケースワーカーは、生活保護受給者に対して、不正受給はないか、生活状況の確認などの意味を込めて、家庭訪問を行います。

基本的には担当するケースワーカーが1人で訪問しますが、問題のある受給者に対しては複数名で訪問する場合もあります。

なぜなら、生活保護受給者の中には、アルコール依存症・薬物中毒・性格的に社会適応能力が低い・元暴力団・元犯罪者などの方も含まれています。

きちんと説明を聞いてくれる人もいますが、自分の要求が通らないと暴れだす人などもいます。

このような人を担当している場合は、最悪の場合、命の危険もあるので、複数名または女性の場合は男性のケースワーカーと共に家庭訪問をすると良いでしょう。

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生活保護ケースワーカーになる為には資格は必要なの?

ケースワーカーになる為には「社会福祉主事」の任用資格を取得する必要があります。

この資格の取得方法は複数あります。代表的な2つの方法を紹介します。

① 大学や短大の社会福祉学系学部などで社会福祉に関する科目を履修する
厚生労働省の「指定科目」のうち、3科目を履修して卒業することで、受験資格を得ることが出来ます。

社会福祉系学部以外、たとえば文学部や経済学部でも、指定科目を履修することができれば資格取得は可能です。

② 厚生労働大臣指定の養育機関や講習を修了する
指定された専門学校に通うことが一般的な方法です。専門学校で2年以上学び、卒業することで、受験資格を得ることが出来ます。

このほかにも、「社会福祉士」や「精神保健福祉士」の資格を持っていると、受験資格があります。

そして、任用試験に合格すると、各都道府県や地方の公務員試験を受験することが出来ます。

福祉職として採用された場合、ケースワーカーになることが出来ます。

まとめ

一人のケースワーカーが約100世帯を受け持っていることは知りませんでしたし、驚きました。

そんな忙しい中でも、1世帯1世帯と向き合い、自立を促す道を探し出してくれているので、お世話になる方も、真摯に自分自身と向き合わないといけないですよね。

生活保護を受給している状況の中、気持ちに余裕がないかもしれませんが、感謝の気持ちと謙虚な気持ちを忘れずに、一人でも多くの方が社会的自立に向かうと良いですね。

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