ホテル業界で就職したいと思った時に英語力の問題を不安に思ってしまう人も多いでしょう。
2020年の東京オリンピックに向けて、海外からの観光客も増えると思うので、英語力は更に必要となってくるでしょう。
では、一体どのくらいの英語力が必要なのでしょうか?
しゃべれない人はホテル業界には就職することが出来ないのでしょうか?
今回は、ホテルに就職する為に必要な英語力についてお話しします。
ホテル業界に必要な英語力
まずホテルと言っても様々なホテルがあるので、ホテルの種類別に求められる英語力を知っておきましょう。
・外資系ホテル…流暢な英語が必須です。
・都内周辺のシティーホテル…相手の話していることに対して、英語で返答することが出来るレベルの英語力が必要です。
・ビジネスホテル…観光地でなければ外国人観光客の利用は少ないですが、フロントではある程度の英語力は必要です。
とある外資系ホテルの募集要項には、「大学生:TOEIC600点以上相当の英語資格を取得する予定があること。又はその他の外国語に堪能であること。短大、専門学校生:TOEIC470点以上相当の英語資格を取得する予定があること。又はその他の外国語に堪能であること。」
とあります。応募資格に記載が無くても、ホテルスタッフは英語の資格がプラスに評価される機会は多いと言えるでしょう。
ホテルのフロントで必要とされる最低限の英語
ビジネスホテルなどのフロントはだいたい決まった会話が繰り返されています。
覚えておくと便利なホテルのフロント対応の英会話を紹介します。
☆Welcome to 〇〇Hotel!! : 〇〇ホテルへようこそ!
お客様がフロントに来たら、まず笑顔で挨拶です。いきなり予約の名前を聞くのではなく、歓迎の意味を込めて挨拶をしましょう。
☆Do you have a reservation? : ご予約はされていますか?
☆May I have your name, please? : お名前を頂けますか?
ほとんどのお客様は名乗ると思いますが、何も言ってこないお客様にはお聞きしましょう。
☆The total price for your stay will be 〇〇 yen. : ご請求金額は〇〇円になります。
☆Your room is on the 〇〇 floor. : お客様のお部屋は〇〇階になります。
☆If you need anything , please let us know. : 何か必要でしたら、いつでもおっしゃってください。
フロントの接客では締めくくりにこういった接客が大切になってきます。
外国人のお客様を安心させる為にも是非、覚えて使ってみてください。
英語力を活かす仕事に就きたい人にホテルマンを勧める理由
英語は喋っていないと忘れてしまうし、せっかく得意としているならば更なるスキルアップのために、英語を活かした仕事に就いてどんどん英語力を高めたいですよね。
英語を使う仕事は様々ありますが、その中でも特にホテルマンをお勧めするにはいくつか理由があります。
・ほかの英語を使った仕事に就くよりも比較的簡単に就職することが出来る
ホテルは数がとにかく沢山あります。どこに行ってもあります。
数が多い分、雇わなければいけない人数も多いですし、語学堪能となると採用の可能性も一気に上がります。
・英語にそこまで自信が無くても、仕事をしながら学ぶことが出来る
外資系ホテルのようにペラペラ喋ることが出来なければ難しいホテルを除けば、日常会話程度の英語力でも大丈夫です。
むしろ、仕事をしながら英語でコミュニケーションをとることによって、無料で英会話教室に通っているような感覚で仕事をすることが出来ます。
・英語力を存分に発揮できる環境
語学堪能の方は、それなりに知名度の高いホテルで働いていると、海外からの芸能人や有名会社の取締役クラスのVIP対応を任されることもあります。
そこでは最高の英語力が求められるので、存分に実力を発揮する機会があるでしょう。
まとめ
英語力を活かした仕事に就きたい場合、まずホテルで働いて、それからグランドホステスやCAに転職する人も多くいます。
ホテルで経験を積んでおけば、転職する際も有利に働きますので、悩んでいたら一度ホテルで働いてみるのは良いかもしれませんよ。