「施術」の読み方「せじゅつ」と「しじゅつ」正しいのはどっち?

言葉の意味

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「施術」という漢字は、医療行為やリラクゼーションサービス、美容サービスなどを受ける時に良く目にしますが、2通りの読み方があります。

どちらが正しい読み方なのでしょうか?

また、読み方の使い分けなどはあるのでしょうか。

今回は「施術」という漢字の読み方や使い方についてお話します。

「施術」の読み方

結論から言うと「せじゅつ」「しじゅつ」2通りの読み方、どちらも正しい読み方です。

これは、読み間違いを防止するために2通りの読み方が出来たと言われています。

「施術」を「しじゅつ」と読むと「手術(しゅじゅつ)」と非常によく似ているので、聞き間違いが起こる可能性があります。

それを防ぐために「せじゅつ」と読んでもOKなのです。

テレビでアナウンサーの方が原稿を読む際には「しじゅつ」と「しゅじゅつ」の聞き間違い防止のために「せじゅつ」と読む場合が多いです。

また、三省堂の国語辞典で「施術」をひくと、見出しの読み方は「せじゅつ」となっています。

「しじゅつ」は空見出しになっています。

ですので、「せじゅつ」と読まれる場合の方が多いのかもしれませんね。

「施術」の意味

大辞林によると、

「施術(しじゅつ)」医療の術、特に手術を行うこと。
「施術(せじゅつ)」しじゅつ(施術)に同じ。

となっています。

ですので、読み方によって意味が変わるという事は無いようですね。

医療行為をすることを「施術する」と言いますが、医療行為以外にも、リラクゼーションのマッサージをすることを「施術する」と言いますし、ネイルサロンなどでお客様にネイル行為をすることも「施術する」と言います。

何かサービスを提供して料金が発生する際に「施術する」という言葉が使われることが多いです。

「施術」の意味はエステではどう使われているの?

エステティシャンが、ボディーケアや脱毛、フェイシャルトリートメントなどのサービスをお客様に提供して、より美しくなって頂くことをエステサロンでは「施術」と呼んでいます。

要は、お店のメニューをお客様に体験していただいた瞬間、すべてが「施術」になると思っておいてください。

この「施術」を行う為に、エステティシャンの方々は専門的な知識や技術を身に着ける必要があります。

新しい美容機器や美容サービスもつねに考案され続けていくため、継続的な勉強が必要になり、お客様の満足度向上に努めなければなりません。

「施術」の意味は美容院ではどう使われているの?

美容院でもエステと同じく、お店のメニューをお客様に提供した瞬間にすべてが「施術」になります。

ヘッドスパ・ヘアセット・シャンプー・ブローなどもすべて「施術」です。

何かをお客様に対して施した際に、料金が発生したものはすべて「施術」と覚えておくと覚えやすいかもしれません。

何かを施しても料金が発生しない場合は「サービス」になります。

しかし美容院ではなかなか「施術」という言葉は聞かないかもしれませんね。

少し堅苦しく感じてしまう言葉なので、あまり使われないかもしれません。

まとめ

「施術」のように同じ感じに何通りかの読み方が存在して、どれも正しい読み方の言葉は他にも沢山あります。

同じ漢字で言うと「施工」「施行」も「しこう」と「せこう」どちらで読んでもOKです。

しかし工事関係者の間では「施工(せこう)」「施行(しこう)」と読み分けられており、業界によって読みわけがされている言葉もあります。

ですので、気になった時に確認すると良いでしょう。

ちなみに「施行」の見出しの読み方は「しこう」になっています。

「せこう」と読む場合もあることは記載されています。

法律関係者の間では「執行(しっこう)」と区別するために「せこう」と読む慣用があるそうです。

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