似てるようで全然違う!在宅介護と居宅介護の大きな違いとは?

介護・高齢者問題

※この記事にはプロモーションが含まれています。

※この記事にはプロモーションが含まれています。

介護を必要とする方は、高齢化社会になった日本では増加の一途を辿っています。

介護のことを調べていると、訪問介護サービス、在宅介護支援事業、居宅介護事業所などと名前の似ている介護サービスを目にします。

今回は、中でも名前の似ている在宅介護と居宅介護の違いをお伝えさせていただきます。

在宅介護と居宅介護の違い

在宅介護

在宅介護とは、介護が必要な方が自宅に暮らして、家族や介護サービス事業所の介護を受けながら生活をすることをいいます。

居宅介護

一方、似た意味で使われる居宅介護の正式名称は「小規模多機能型居宅介護施設」といいます。

名前の通り、一戸建てやマンションの一室に介護の設備と人員を整えた部屋を設けて、介護を受ける人が一時的に入所して介護を受ける施設です。

在宅介護はとても大変

在宅介護と居宅介護の違いをお伝えしたところで、在宅介護の大変さについてお話しさせていただきます。

在宅介護は、「経済的」「時間的」「体力的」に十分な余裕がなければとても続けることはできない大変なことです。

それでも、多くの家庭で「経済的」「時間的」「体力的」のどれかが欠けていても在宅介護を続けています。

それは、介護をする方の「精神的」な力に頼ったものです。

例えば、生活全て介護が必要な80代のお婆ちゃん1人と、50代のご夫婦2人が同居していて、近所に幼稚園か小学生のお孫さんを育てる30代の娘さん夫婦がいたとします。

まず、この中で50代のご夫婦、30代の娘さん夫婦がサラリーマン家庭であったとして、介護を担う50代のご夫婦の1人は仕事を辞めなければならなくなります。

また、介護を担う方以外にも仕事を早退、遅刻する場面が必要な方が1人は出ることでしょう。

そのため、この50代のご夫婦の収入を半分にしても十分に暮らしていける程度の「経済的」な余裕が必要です。

また、時間も同じです。

先ほどの例では、ご夫婦の娘さん家族は子育て中のため決まった時間に、お婆ちゃんの元を訪れることはできません。

ご夫婦のうち、お仕事を続けられる方も十分な収入を得るための働き方では時間をやり繰りすることは難しいでしょう。

そして、介護は体力を使います。

元々、持病がないことはもちろん、体力があり、今後怪我や病気になる可能性が低い必要もあります。

在宅介護を続けるために居宅介護がある

在宅介護は、「経済的」「時間的」「体力的」な余裕が必要だとお話しさせていただきました。

例えばこの中の1つでも欠けてしまった場合はどうでしょう。

先ほどの例では、1人のお婆ちゃんをご夫婦2人で介護し、近くに暮らす娘さん家族にも必要な時は頼れる環境でした。

ですが、娘さん家族には幼稚園と小学生のお子さんがいます。

例えば小学生のお子さんが怪我をして入院、娘さん夫婦のどちらかが病院に泊まり込むことになりました。

そこで、幼稚園のお子さんのお迎えを介護をされているご夫婦にしてもらえないかと相談がありました。

この時点で、元々あった「時間的」な余裕はなくなり介護は難しくなります。

余談になりますが、お年寄りの方と小さなお子さん、どちらかしか時間を使えないのなら、私は迷わずお子さんに使うべきだと思います。

それは、お年寄りの方も望んでいることだと思うからです。

お話を戻しますね。

時間的な余裕がなくなり、普段の介護が成り立たなくなりました。

そこで、頼りになるのが小規模多機能型居宅介護施設です。

小規模多機能型居宅介護施設のサービスの中には、一時的に介護が必要な方を預かってくれるサービスがあるからです。

まとめ

在宅介護と居宅介護の違いは、上手く伝わったでしょうか?

在宅介護は、介護が必要な方を暮らしている自宅で介護する方法。

居宅介護は、設備と人員の整った小規模多機能型居宅介護施設と呼ばれる介護サービスを利用することをいいます。

家族だけでの介護は、心身ともに無理しがちです。

必要によって、介護サービスを利用することをおすすめしますよ。

error:右クリックはできません。