お酒のおつまみには欠かせないのが「枝豆」ですよね。
一般的には、茹でて食べられることが多いですが、生の状態で食べると毒があるという噂があります。
これは、単なる噂なのでしょうか、それとも事実なのでしょうか?
今回はそんな、枝豆の生の状態についてお話します。
枝豆の生の状態には毒があるの?
結論から言うと、生の枝豆には、サポニンやレクチンなどの有毒成分が含まれています。
消化不良を起こす可能性があり、腹痛や下痢の症状が出る恐れがあります。
ひどい場合は、嘔吐や蕁麻疹の症状が出る場合もあるので、致死量の毒が含まれているわけではありませんが、健康にも良くないので、食べる時は火を通して食べましょう。
加熱することによって、毒素は消えるので、毒の心配はなくなります。
枝豆を生で食べてしまったらどうすれば良いの?
いわゆる「食中毒」だと思ってください。
食中毒の時と同じ対処法をすれば良いでしょう。
落ち着いて症状の確認をする
症状によって対処法は変わってきます。主な症状は・下痢・嘔吐・腹痛・発熱です。
枝豆の場合は、命に関わるほどの毒素は無いので、そこは安心してください。
水分を沢山とる
症状が比較的軽い場合は、とにかく水分を沢山補給してください。
下痢や嘔吐などで体内の水分を沢山排出してしまうので、水分補給が大事です。
脱水症状を起こさない為にも、スポーツドリンクなどがあれば、そちらのほうが有効的です。
横向きに寝る
嘔吐の症状が酷い場合は、横向きに寝て休みましょう。
仰向けに寝てしまうと、嘔吐したものが逆流して器官に入ってしまう恐れがあるので、気を付けてください。
整腸剤を飲む
胃腸が荒れた状態になる為、市販のもので構わないので、整腸剤や胃腸薬を飲みましょう。
下痢の症状が酷い場合、下痢止めを飲むのはNGです。
下痢は、毒素を体外に排出する働きがあるので、薬で止めてしまうと、毒素が体内に溜まってしまいます。
病院へ行く
水も飲むことが出来ない状態や、吐血してしまった場合、血便が出る場合や、呼吸困難を引き起こしている場合は、すぐに病院へ行き、医師の診察を受けてください。
枝豆の生の状態での賞味期限は?
枝豆を一番美味しくいただく方法は、収穫後すぐに食べることです!
枝豆は、寝かせておいても味が良くなるものでは無く、どんどん味が落ちていきます。
スーパーに並んでいるものは、すでに日数や時間が経過しているので、あまり美味しいものとは言えません。
ですので、買ってきた枝豆はなるべく早く食べることをおすすめします。
具体的な賞味期限で言うと、せいぜい3日が限度だと思ってください。古くなると、表面が茶色に変色したり、中に粘着きが出てきたりします。
また、長持ちさせたい場合は、冷凍保存をおすすめします。
この場合、賞味期限は1ヶ月~1ヶ月半だと思ってください。
冷凍保存する場合は、ジップロックなど、密閉できるものに枝豆を入れて、水分や香りを閉じ込めておきましょう。
そして必ず、火を通してから食べてくださいね!
まとめ
生の状態で枝豆を食べる機会がこれまで無かったので、まさか毒が含まれているとは思いませんでした。
ただ、枝豆には、美容にも健康にも嬉しい成分が沢山含まれているので、よく火を通して召し上がる分には全く問題ないので、どんどん摂取したい食べ物のひとつですね。
ただし食べすぎると、お腹がゆるくなったり、塩ゆでする場合がほとんどだと思いますが、塩分の摂りすぎになってしまったりもするので、お気をつけください。
今回ここでは、枝豆を食べる時は必ず火を通して食べるべきだ!ということだけは是非、覚えておいてくださいね♪