豆類には様々な種類がありますが、それらの名称は一体なにが由来となってつけられたのでしょうか?
また、豆類によって異なる栄養価や食べ方なども知りたいですよね!
今回は豆類の中でもさわやかな印象を感じる「そら豆」についてお話します。
「そら豆」の名前の由来
2つの説があります。
1つめは、さやが最初は空に向かって成長していくことが由来となっています。
そして、空に向かって伸びていたさやが下を向いたら、それが収穫の合図になっています。
とても分かりやすくて良いですよね!
2つめは、漢字で「蚕豆」とも書くことから、さやが、さなぎになる前の蚕(カイコ)に似ているところと、蚕を飼う初夏に食べられることに由来していると言われています。
そら豆の栄養とは?
食物繊維
便秘予防や便秘解消の効果が期待できます。
葉酸
ビタミンB1の一種ですが、特に妊婦さんが摂取したい栄養素です。
ビタミンB群
糖分を分解してエネルギーに変える作用がある為、疲労回復効果が期待できます。
ビタミンC
美容効果も期待することができます。
また、ビタミンCには抗がん効果もある為、中高年の方も積極的に摂取したいですね。
免疫力回復効果もある為、体調が優れない時に食べるのも良いでしょう。
カリウム
体内の余分な水分を輩出してくれる効果があるので、むくみ防止に繋がります。
亜鉛
人間に不足しがちな栄養素の一つ「亜鉛」を多く含んでいます。
こちらも、妊婦さんには積極的に摂取してほしい栄養素です。
そら豆の旬な時期はいつ?
そら豆は、1月頃から出回り、7月頃までがシーズンです。
中でも旬な時期は、4月~6月になります。
そら豆は、温暖な地域から寒冷な地域まで、日本全国で育てられている作物なので、地域によって収穫の時期に差が出てきます。
一番早いそら豆は、鹿児島県などの温暖な地域のもので、年末に収穫され、早ければ1月には市場に出回ります。
愛媛県、香川県などの四国地方、千葉県や茨城などの関東地方と、徐々に北上してきます。
収穫時期に違いが出ると、やはり味も変わってくるので、是非、食べ比べなども楽しんでみてください。
そら豆を使ったレシピ
生で食べる
過熱するのが基本的な食べ方ですが、新鮮なうちは柔らかいので生でも食べることが出来ます。
旬の時期のそら豆ならではの食べ方ですので、是非、試してみて下さい。
塩ゆで
そら豆本来の味を楽しむことが出来る王道の食べ方です。
おかずの一品にもなりますし、お酒のおつまみにもなります。
もし、そら豆の青臭さが気になる場合は、料理酒を入れて茹でると和らぎます。
焼く
さやのまま、グリルやフライパンを使って、焦げ目がつくまで焼きます。
サヤから出さずに焼くと蒸し焼きの状態になり、そら豆のコクや旨みが詰まっていて、茹でた時とはまた違う味が楽しめます。
そのまま食べても美味しいですが、サラダなどに混ぜるのもおすすめです!
スープ
そら豆を皮ごと、スープの具の一つとして入れると、栄養満点ですし食べ応えもあるのでおすすめです!
また、少し手をかけて、そら豆をペースト状にして牛乳や生クリームと混ぜてポタージュにするのも良いでしょう。
煮豆
完熟して黒っぽくなったそら豆を砂糖で甘く煮たり、乾燥したそら豆を炒って砂糖で味付けした醤油タレに漬けこんだりすると、郷土料理が出来上がります。
まとめ
そら豆は市場に出回る時期が短い為、スーパーなどで見つけたら、是非、買って食べてみてください。
食べ方も色々な方法があるので、お気に入りの食べ方を見つけて楽しんでくださいね。
また、非常に栄養価が高い食べ物なので、是非、体内に取り入れてくださいね♪