外出中、思わぬタイミングで捨て猫を拾ってしまた場合、あなたならどうしますか?
猫の命を守ることが大前提ですが、マンション暮らしだと「飼えない場合」がほとんどだと思います。
猫を保護したが飼えな場合の対処法や、動物病院での費用など保護猫が幸せに生活できるために私たちができることをご説明します。
猫を拾った場合、その後どう対処するべき?
保護した後、飼えないなら、無責任に保護などするなという意見もあります。
しかし、生死さまよっている場合など、助かる命を見捨てないことが大前提で、保護をした場合を考えて、お話しをしたいと思います。
まずは、その猫が保護するべき猫なのか、みきわめなくてはなりません。
とりあえず、猫を安全な場所に確保してあげてください。
捨て猫なのか、迷い猫なのかの判断に迷ってしまったら、こちらを確認してください。
次に当てはまったら、迷い猫の可能性が高くなり、飼い主さんが探しているかもしれません。
「首輪をしている」、「人懐っこい」、「成猫」を見かけたら、必ず、保健所、警察、地域の保護猫ボランティア団体に連絡をいれてあげてください。
上記の3点以外なら、野良猫もしくは、捨て猫と考えていいかと思います。
ただ、猫の耳に、桜の花びらのように切り込みが入っている場合は、地域の保護猫ボランティア団体が様子を見ている猫なので、地域猫として生活している可能性が高いです。
また、子猫を保護するときは、必ず、周りに母猫がいないか確認をしてあげてください。
母猫がいる場合は、かならず母猫も保護してあげてください。
行政やNGOから保護ケージを借りてきて、周りの保護団体さん等に相談して、保護をしましょう。
猫を保護するときは、慎重に。
長袖などを着て、自分も怪我をしないように気をつけてくださいね。
捨て猫を動物病院に連れて行って!
見た目は、なんでもなくても病気や怪我をしている場合があります。
また、ノミだらけかもしれません。
まずは、病院に連れて行ってあげてください。
早めに獣医さんに診察してもらい、健康チェックをしてもらい、この後どうしたらいいか、指示をあおいでください。
拾った猫を動物病院へ連れて行くと、当然費用がかかります。
通常ですと、拾った猫を検査するのに1~3万円程度の費用が必要になります。
しかし、動物病院によっては、捨て猫や野良猫の場合、通常の診察料よりも安く診察してくれる所や、無料で診察してくれる所もあるそうなので、近くの動物病院に問い合わせてみましょう。
その際、地域の保護猫ボランティア団体を紹介して欲しい旨を伝えてみてください。
保護猫ネットワークなどを持っている獣医さんもいるので、紹介をしてくれるかもしれません。
地域の保護猫ボランティア団体に連絡を!
病院に連れて行ったあと、地域の保護猫ボランティア団体に連絡を入れましょう。
捨て猫を受け入れてくれる所も多くありますし、受け入れが難しい場合でも、受け入れ可能な団体を紹介してくれます。
必ず、事前に連絡をして、受け入れ可能か確認しましょう。
保護猫ボランティア団体が、わからない場合は、お近くの動物愛護相談センターに相談をしてみてください。
保健所にいくと「殺処分」というイメージがあって、それは、いやだと思うかもしれません。
現在は行政によっては、地元のNGOと協力して、できるだけ殺処分を減らそうと様々な取組みを行っています。
信頼できる団体を紹介してもらえるかもしれません。
まとめ
どんな場合でも1度ペットを飼い始めたら、その責任は生涯飼い主にあります。
それでも捨て猫が現在もどこかにいるのが現状です。
捨て猫に「出会って」しまったら、命を助けることを考えてください。
時々、「自分はたまたま猫に出会ってしまっただけで、助ける義務はない。」「責任も費用負担も負いたくない」という人がいますが、保護猫に出会ったのは、なにかの縁だと思います。
できるだけのことは、してあげて欲しいと思います。