自分の飼い犬の鳴き声がうるさい、近所の犬の鳴き声がうるさい…このように感じるとき、なにか対処法があれば知っておきたいですよね。
自分自身で出来る対策、飼い主に行ってもらいたい対策、様々な対策を中心に今回はお話します。
飼い犬の鳴き声がうるさい場合の対策方法
愛犬がうるさく鳴くには理由があるので、まずはその理由を考えてみましょう。
愛犬の要求に応えすぎない
「要求吠え」といって、なにか要求があるときに犬は吠えます。
その要求に飼い主が応えすぎてしまうと、どんどん要求はエスカレートして吠え方も激しくなります。要求吠えをするシチュエーションを出来るだけ少なくして、吠える前に要求を叶えてあげるなどの対策をしてみてください。
また、しつけのひとつとして、吠えているときには要求を無視して、静かな時に要求を叶えてあげるようにしてみてください。
警戒吠えの場合は叱らない
「警戒吠え」は、犬が家を家族を守ろうとする本能から生まれます。
犬にとっての正義感ですので、この場合は叱らないであげてください。
警戒吠えを止めさせる方法は難しいのですが、出来るだけ家族以外の他人に慣れさせておくことが大切です。
時間をかけて慣れさせてあげてください。
ドッグトレーナーに依頼する
どうしても犬の鳴き声がおさまらない場合は、専門のドッグトレーナーにしつけをしてもらうことも一つの方法です。
犬が吠えることは本能の部分でもある為、なかなかご家庭での改善は難しい場合もあります。
隣の犬がうるさい場合の対策
直接お話が出来る場合は、飼い主の方に直接お話をしてみるのが一番早い方法です。
ただ、直接お話するとトラブルになる場合もありますので、その場合は下記の手続きを踏んでみて下さい。
① アパートやマンションの場合は管理会社に連絡してみる。一軒家の場合は町内会に連絡してみる。
② それでも改善されなければ、保健所に連絡をする。
③ 耐え難い騒音の場合は、警察に連絡をする。
ただ、「うるさい」と感じる程度は人によって異なります。
犬が吠えているときに、飼い主さんがきちんと注意している姿が見られる場合などは、少し様子を見ても良いかと思います。
ただし、犬の鳴き声が原因で夜も眠れない日が続いたり、テレビやラジオの音が聞こえないことが多かったりする場合には、苦情を考えても良いレベルだと思います。
犬の鳴き声がうるさい時のしつけ方法
- 静かになるまで無視をする
犬が興奮しているときに叱ったり声をかけることは逆効果です。興奮がおさまるまで声をかけないようにします。
落ち着いたら褒めてあげ相手をしてあげます。
- コマンドを出す
吠え始めたら、お座り、伏せなどのコマンドを出して、出来たら褒めてあげましょう。
“吠えそうになったらコマンドを出して褒めてあげる”を根気強く繰り返してみてください。
- 天罰方式
“吠えたら嫌なことが起きる”と覚えさせることによって吠えるのを防ぐ方法です。
少し可哀そうですが、体感させて覚えさせる方法です。
- 無駄吠え防止グッズを使う
超音波で犬が不快と感じる音を出すグッズや、しつけ用の首輪などが販売されています。
実際に掃除機の音に反応して吠え続けていた犬が、2週間ほどで吠えなくなったという例もあるので、使ってみて価値はあると思います。
- 環境を見直す
犬の無駄吠えの原因の一つに「放し飼い」があります。
のびのびと走り回らせてあげたい気持ちは分かりますが、犬に「けじめ」を教えることも大切です。
遊ぶときは思いっきり遊ばせる、我慢させる時は我慢させる。
時間と場所を考えて、犬をお家の中に入れるなどの環境による対策も考えてみてください。
まとめ
犬も生き物なので鳴くのは当たり前です。
ただ、人間にも犬が好きな人、嫌いな人、様々います。
犬好きの人にとっては鳴き声がストレスにならなくても、嫌いな人にとっては大きなストレスになっている場合があります。
知らない間に警察に通報されるケースも考えられます。
ですので、出来る限り、犬の鳴き声には配慮することをおすすめします