茄子といえば綺麗な紫色が特徴ですよね!
しかし、時間が経つと茶色や緑色に変色してしまっている…なんて光景を見たことがある人も多いと思います。
この変色を防ぐ方法はあるのでしょうか?
今回は、そんな茄子の変色についてお話します。
茄子の漬物の変色を防止する方法は?
茄子の漬物は、美味しく漬ける以外にも美しく漬けることが大切です。
茄子の漬物を漬ける時に、変色防止の為には一工夫が必要なので今回お伝えします!
ミョウバン
茄子の美しい紫色は「ナスニン」という色素によります。
ミョウバンに含まれるアルミニウムが、ナスニンと結びつき、鮮やかな青紫色になります。
漬物を入れる容器にミョウバンも入れておくと、変色を防ぐ効果があります。
ただ、入れすぎると味が悪くなってしまうので気を付けてくださいね。
茄子5個に対してミョウバン小さじ2くらいで十分です。
釘
こちらは昔ながらの方法です。
釘を漬物の中に入れておきます。
釘に含まれている鉄が、ナスニンと結びついて、美しい色を発色してくれます。
釘が無い場合は、鉄が含まれているものであれば大丈夫です。
また、衛生的に抵抗がある場合は、「漬物用の釘」も販売されているので、是非使ってみて下さい。
余談ですが、漬物に適した茄子は以下のようなものになるので覚えておくと良いですよ♪
一番美味しく漬けられる茄子は、7月の茄子が出盛りの頃の茄子のです。
そして、茄子は常温で保存したものを使ってください。
茄子の大きさは小ぶりのもので、柔らかく、熟してる茄子を使うと美味しく漬けることが出来ます。
なすの煮浸しの変色を防ぐ方法は?
変色を防ぐためには4つのポイントがあります。
① 切ったあとは放置しないですぐに調理する
② 切り込みを入れて、短時間で調理する
③ 油でなすの皮をコーティングする
④ お酢を使うことでさらに色鮮やかにする
お酢は、漬けタレの中に少量混ぜておくと良いです。
どれも簡単な方法なので、是非一度試してみて下さい。
切った茄子の変色を防ぐ方法は?
切った茄子が変色してしまう原因は「酸化」です。
茄子に含まれている成分が空気に触れて化学反応を起こしてしまい、変色が進みます。
酸化を防ぐためには、切った茄子はすぐに水に浸けましょう。
少しでも空気に触れさせないことがポイントです!
同時に、アク抜きにもなるので、切った茄子はすぐに水に浸しましょう。
ちなみに…水に浸すのはアク抜きにもなるとお話しましたが、水に浸す時間は5~10分にしましょう。
実はこのアクには、身体に良いと言われているポリフェノールが沢山含まれています。
水に浸ければ浸けるほど、ポリフェノールが水に溶けだしてしまい、勿体ないです。
また、水に浸けすぎると今度は種が黒ずんできてしまうこともあるので、切ったらなるべく早く調理してしまいましょう!
アクが抜けて切れているのか心配な方は、食用油を入れて調理をすることで渋みを薄める効果があるので試してみて下さい。
まとめ
茄子の美しい紫色は、見ているだけで食欲がわいてきますよね。
そんな見た目の美しさを守る為にも、ひと手間加えてみてください。
ちなみに、茄子が変色してしまっても、腐っているわけではないので食べることは出来ます。
種が黒くなってしまった茄子も食べることは出来るので心配しないでくださいね。
ただし、種が黒くなってきているのは茄子自体が悪くなってきているサインですので、なるべく早めに使ってくださいね。
ご自宅で食べる場合は、見た目をそこまで気にしないかもしれませんが、少しの工夫でいつもの料理がまるで料理店の料理のように変わるので、是非、ご家族を驚かせてみて下さい♪