現代は3組に1組が離婚をしている時代です。
共働き世帯ともなると、その離婚率は高くなります。
共働き世帯の場合、女性にも経済力があるので、男性に頼って生きていく必要が無い為、女性から離婚を切り出すことが多いとか…。
今回はそんな気になる共働き世帯の離婚事情についてお話します。
共働き世帯の家事にまつわるストレスとは?
共働き世帯にとって家事の分担は必要不可欠です!
気づいたらどちらかばかりが負担になっていると、喧嘩の原因になります。
ここでは、共働き世帯に起こりやすい、家事にまつわるストレスの原因を紹介します。
① 相手の家事のレベルが低い
家事の分担といっても女性と男性です。
慣れ、不慣れ、得意、不得意はあると思います。
自分の求める家事のレベルに相手がたどり着いていないことはストレスの原因になります。
出来ないことをいちいち口出しされる方も、する方も、お互いにとってストレスになります。
② 家事の分担をきっちりと決める
家事を分担しようとすると、かえってストレスになる人もいます。
共働きの場合、仕事の都合や、付き合いなどもあると思います。
しかし、家事がルール化されていると、そのルールが守られないだけで相手は不快に思ってしまいます。
自分にとっても決まった家事をしないといけないプレッシャーになります。
ですので、臨機応変に対応していくことも大切です。
③ 相手に期待しすぎてしまう
「言わなくてもやってくれているだろうなぁ~」という期待が裏切られたとき、人はストレスを感じます。
家族だからと言って、必ずしも以心伝心出来るわけではありません。
自分勝手な期待は極力避けましょう。
④ 他の家庭と比べてしまう
共働き世帯は、他の共働き世帯のシステムを真似しようとする傾向にあります。
ただ、その家庭によって生活リズムや性格は違いますので、同じことをルールにしたり求めたりしてはいけません。
共働き世帯で「妻が家事をしない」は離婚の理由になるの?
結論から言うと、実際にそれが理由で離婚が認められることはかなり厳しいです。
生活の中で必要不可欠な家事は、大きく考えると「炊事」「洗濯」「掃除」など、少ないように見えますが、この中でもかなり細分化されるため、本当にやらなければいけない家事の量はかなり多いです。
その中から一部の家事が十分に出来ていないから…という理由は離婚の理由になりません。
また、「部屋が汚い」や「洗濯のペースが遅い」などは、個人の感じ方の差にあたります。
民法第752条では、夫婦は、互いに「協力」し、「扶助」(ふじょ)しなければならないとされています。
要は相互に支え合うことが必要とされています。
妻が専業主婦の場合、妻は家事、夫は収入の面で支え合っていると言えますが、共働き世帯の場合は、両方に収入がある為、金銭的な家計の支えを両方が担っていると言えます。
それに加えて家事も妻だけに任せるのは、「支え合い」とは判断されないでしょう。
ですので、離婚という決断を出す前に、もう一度、家庭内での役割を話し合ってみてはいかがでしょうか。
共働き世帯が「疲れた…」と思う瞬間は?また、それは離婚に繋がるの?
①自分の時間がない
平日は朝から晩まで働いて、帰ってきたら家事が待っている。
休日もたまった家事をこなして、家族サービスで終わってしまう。
趣味の時間や癒しの時間を十分にとることが出来ずに気づいたら疲れが溜まってしまいます。
②厳しすぎる家事への欲求
家事を毎日完璧にしようと思ったら破綻します。
臨機応変に、少しくらい散らかってしまっても許せる心の大きさが大切です。
まとめ
共働き世帯でも、うまくいっている家庭は沢山あります。
お互いが自分のやりたい仕事を続けていることは寧ろ誇らしいことだと思います。
相手に対して尊敬の気持ちと感謝の気持ちを忘れずに、心を広く接することが大切だと思います!